矯正歯科
矯正歯科とは
歯並びを整えると、見た目の印象がよくなります。そのほかにも、よく噛めるようになることで食事を取りやすくなったり、胃腸への負担を減らすこともできます。
また、噛み合わせがよくなることで、肩こりや腰の痛みなどの全身症状も治ることもあるのです。歯科矯正でよりいっそう魅力的な口もとを作り、全身の健康も向上させていきましょう。
小児矯正
小児矯正のメリット
小児矯正の最大のメリットは、「将来的に起こり得る大きな歯列不正を予防する」ことです。
というのは、混合歯列期（６〜１２歳前後）の間に生じた歯列不正の問題の多くは自然治癒することはないからです。
むしろ問題を放置する事で、後々に大きな問題を生み出すことはほとんどです。 例えば、受け口（アングル３級、下顎前突）を放置しておくと、顔貌そのものに大きな影響を与えてしまいます。
- 歯列不正による顔貌への影響を無くすことができる
- 十分な口腔機能を獲得することが出来る
早期に小児矯正を行うことで、上記のメリットを得ることができます。
歯列不正から口呼吸を生じる可能性は十分にあります。私が歯科医師になった２０年前と比べても、口元が半開き（きちんと閉じていない）お子さんの数は激増していると思います。このような半開きの口元のお子さん達が、果たしてどれだけ鼻呼吸をしっかり出来ているのか、考えただけも恐ろしくなります。。。
ですので、ぜひ小さいうちから歯並びを良くしていきませんか！
開始できる時期
当院では受け口のお子さんは可能であれば４歳以降で早期にアプローチを試みています。一般的な歯列不正の場合は、７〜１０歳前後の混合歯列期前期にアプローチを考えています。
中高生でも遅いことはありません！
中学生、高校生以降に成人矯正を行う時にもある程度歯列を整える事で、最終的な治療の時間短縮、負担軽減が図れると思います。
ここで重要な事は、お子さんの矯正治療に対する受け入れる態勢が整っている必要があるということです。お子さんの気持ちの中で矯正治療に対する受け入れ態勢が整っていない場合は、治療はうまくいきません。
診療の流れ
- 1. スタディモデル（歯型）
- 2. 口腔内写真
- 3. レントゲン検査
- 4. 顔貌写真
検査後に、お子様の年齢、性別等の要素を加味して最適と思う治療方法を提案します。保護者の方には特に詳しくご説明し、一度ご自宅でゆっくり検討して頂いた後に、最終のご返答をお願いしています。
実際の治療はどの治療方法も基本的には月一度の御来院です。
当院のワイヤー矯正治療
MEAW 矯正治療法
当院で用いている矯正治療方法は、
MEAW(Multiloop Edgewise Arch-Wire)と呼ばれるものです。
この治療法の最大の特徴は「小臼歯抜歯を行わない」という事です。
多くの成人矯正治療では歯を並べるスペース確保のために小臼歯抜歯を伴います。
しかし、このMEAWによる矯正治療法は、歯列を全体的に緩やかに拡大する事で生じるスペースに歯を並べるため、小臼歯抜歯の必要がありません。（もちろん、全ての方にこの治療法が可能という訳ではありません。症例によっては他院の先生にご紹介することもあります）
矯正治療の症例
CASE１
小臼歯の非抜歯矯正を行なった症例写真です。治療前後の青枠内を見比べてみると小臼歯の歯列が解消されたことがわかります。治療期間は約2年です。
CASE2
case1と同じく小臼歯の非抜歯矯正を行なった症例写真です。マルチループワイヤーと顎間ゴムを併用して歯列の改善を行いました。
CASE2
case1と同じく小臼歯の非抜歯矯正を行なった症例写真です。マルチループワイヤーと顎間ゴムを併用して歯列の改善を行いました。
| 治療前 |  |
治療後 |  |
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